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次には映画の事や本の事などを書こうと思ったんだけど、なんかやめた。
それはまた別の機会に書きます。
んでとりあえず、私がげんこつ団脚本をどんな風に書いているか。
全然興味ないかもしれませんが、まあ、書いときますです。
さてげんこつ団の脚本は、ゼロから物語を紡ぎ出す…、というような感じでは、
勿論全然、なくて。
世の中に在る色んなものを、時に細かく、時に大雑把に切り刻んで、
それを新しくコラージュしていくような感じで、書いております。
なので普段から頭の中に色んなものを、無駄に雑多に、詰め込んでおきます。
色々な、事件、場所、風景、考え、勢力、動き、言葉、会話、雰囲気、人、
そういった何でもかんでもを、出来るだけ沢山、出来るだけ無限に、
それぞれに対する固定概念なしに、とにかくとにかく、頭の中に詰め込んでおきます。
時代も嘘か本当かも良いも悪いも正しいも間違っているも関係なしに、詰め込んでおきます。
また同時に、出来るだけ様々な見方からの、分類をしておきます。
それもまた色々な事関係なしの勝手な分類を、何パターンもしておきます。
結局グチャグチャになってワケ分からなくなりますが、しておきます。
そして脚本を考えていく際には、それらをランダムに頭の中に巡らせながら、
あれとこれ、それとあれ、を、足したり引いたり掛けたり割ったり色々します。
そうして実際の物事を元にネタを作り、実際のその場所に居そうな人物を登場人物にして、
そうして創作したシーンもまた、舞台上では、実際に在るものとします。
そしてそこにまた別のものを、足したり引いたり掛けたり割ったりします。
或いはそこに居る人が、別のシーンに関わっていったりします。
何と何をどう、足したり引いたり掛けたり割ったりするか。
そのチョイス。
それをどこまで、足したり引いたり掛けたり割ったりするか。
その匙加減。
そしてそれをどこでまた、裏切るか、或いは他と合わすか。
そのタイミングや方向、或いはその合致加減やアンバランスさ加減。
多分そういったものが、発想やネタの良し悪しを左右します。
そうして発想やネタを考えるのは、ほぼ感覚的な作業になります。右脳的な作業です。
逆に、実際に脚本を書く時は、思考的な作業をします。左脳的な作業です。
どういった順序でそれを見せるか、それを辿るか、或いは明かしていくか、
お客さんが観て、どう思っていくか、どう感じてどう考えていくか、等などを、
うんうんうんうん、考えていきます。
ただ、会話を書いていくのは結構、自動的作業です。
一言二言会話が始まれば、流れに沿って自動的に会話を進めます。
はい。そんな感じで、わたくし、げんこつ団の脚本を、書いております。
とにかくまずは、発想有りき。
なので、実際に書くぞという時よりも、
普段どれだけ色々なものを頭に詰め込んでおくかが、まず大事だったりします。
そしてあとは、気持ちよくスムーズにコラージュ作業が出来るように、
体調を整えておくが大事だったりします。
また、グチャグチャだったりメチャクチャだったりワケ分からなかったり、
或いは、ソレとコレを足すんかい!、という発想が出来るように、
頭の中を出来るだけ、楽~~に、自由~~に、しておく事が大事だったりします。
なので結局、良い台本を書くためには、
美味しいものを食べたり面白いものを見たり、
くだらない事をやったり馬鹿な事を考えたり、
無駄にリラックスしたり無駄にアドレナリン出したり、
そういった事をしておく事が何より大事だな~と、思ったりしております。
えっと。以上!
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