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もともと古い無声喜劇映画が大変好きです。
ただ、御贔屓の喜劇人や作品があるというよりは、あちこちの作品に、
ここの流れが、ここの演技が、ここのネタが、ここのシーンが好きというのが散らばっていて、
どの映画が好きなの?と言われてしまうと、ちと困る。
そんな時にはとりあえず、バスター・キートンが好きだと言っておきます。
一番多く、そうした好きなものが、詰め込まれているからです。
特にその内容においての、ダイナミックな大飛躍、気の効いた小飛躍、大胆な乗算、潔い除算などが、
ぶっ飛んだ発想の転換と共に、無駄なく次々と連鎖していくのは、たまりません。
また役者としての、アクロバティックな動きにも無表情ながら繊細な演技にも、
一切の無駄はありません。
自分が何かに影響されたのなら、一番影響されたのはこの人の作品かもしれない。
アクロバットをやろうとか、無表情な演技を通そうとは思わなかったけど、
内容的には、あの驚きやあの小気味良さやあの不気味さやあの発想の転換的な事を、
今の自分なりの脚本やアイデアで、目指したいとは今も思います。
あとギャグに関してはマルクス・ブラザーズの作品も好きです。
あ。無声映画ではないけれど。
一つ一つのネタの破壊力は、とても大きいと思う。
その破壊力の一つ一つを、愛して止まないところがあります。
ただ、それぞれのキャラクターがはっきりしている事が、
この人が出てきてこうなったからこんなパターンの展開が来るだろうと、
思わされてしまうのが、私的にはちょっと残念。
いやそれを裏切る展開やそれを上回る展開もあるけど。
一方では、そのキャラクター達自体を愛して止まないところもあるのだけれども。
あとは、キリがありません。
ローレル&ハーディもラリー・シモンも、あ、ハリー・ラングドンでも、他でも色々と、
敬愛する作品や、好きなポイントが、たくさんたくさん、あります。
確かローレル&ハーディは一時期ハマッたかなあ。
あ。私は決して、無声喜劇映画のマニアではないし詳しくもありません。
ただただ、むちゃくちゃ好きなだけです。
キッカケはよく分からないけど、気づいたら好きだった感じです。
何故か子供の頃から、よくマネをしてたような感じです。
もともと、人の名前や物の名前をまったくもって覚えられないので、
マニアにも詳しくも、なりたくてもなれません。
だから、もっと語りたくても、語れない…。無念。
あ。そうそうチャップリン。勿論嫌いじゃありません。
ただ作品を積み重ねる毎に、人間描写や物語を語る事の方が、
ネタやギャグや発想の飛躍などをどんどん上回ってしまうので、
そういったものが苦手な自分は、ちょっと敬遠してしまう所もあります。
あとは、映画をちょっと離れちゃうけど、
ローマで起こった奇妙な出来事、という作品の舞台(ミュージカル?)は、
変ちくりんな演出が可笑しかったかなあ。ブロードウエイの舞台。
何で観たかは、忘れちゃった。
日本で上演された事あるのかどうかは知らん。
その作品は映画にもなっていて、リチャード・レスターが監督をしていて、
老キートンも出演しています。その監督のセンスはもともと好きなんだけど、
舞台の方が馬鹿馬鹿しかったかなあ。どうだったかなあ。
あ。ミュージカル、嫌いじゃないんです。スティーヴン・ソンドハイムが好きです。
Sweeney Todd や、Into the Woods、好きです。
映画版や日本での上演は観た事ないんだけど。
話それた。
どうでもいいと思われると思うけど、そんなこんなな映画が、好きっす。
他にも色々あったりするので、それはその内、「その2」で、書くっす。
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