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ここのところげんこつ団公演で使用している、
オープニングやエンディングや幕間の曲は、自分で作っています。
素人に毛も生えていない程度の、お恥ずかしい音楽です。
こないだ初めて自分の音楽遍歴を振り返ってみたら、
なんだかちょっとくだらなかったので、ザザッと書いてみました。
しかし誰もまったく興味ないと思うので。この記事は、無視して下さい。
ではザザッと。
物心ついた頃に突然買ってくれとせがんだレコードが、
何故か、ドボルザークと富田勲。
「有名なアイドルにでもなれたらそりゃ嬉しいけど、
現実は誰かのお嫁さんになれたらそれが一番の幸せかも☆」みたいなノリで、
「有名なソリストにでもなれたらそりゃ嬉しいけど、
現実はどこかのオーケストラの一員になれたらそれが一番の幸せかも☆」と思い始める。
「何か楽器がやりたいけど楽器は何でもいい」
「将来オーケストラに入れる楽器なら何でもいい」と言って親を困らせる。
その頃、笛系の楽器では何も教わらなくても、
それを手にしてすぐさま、聞いた曲や自作の曲を美しく演奏出来た(←自慢。)ので、
楽器は、無難な笛系、フルートになる。
本格的にフルーティストの先生の所にフルートを習いに行き始める。
しかしピアノを習えばよかったのに、そこが富田先生の影響か、
何故かエレクトーン教室へ。(←シンセの存在、知らず。)
地道な練習の積み重ねによりフルートは上達。同時に強制的に、エレクトーンからピアノに転向。
しかしやはりピアノに一切興味持てず。一切練習せず。結果、勿論まったく上達せず。
また、フルートは上達したものの、まず譜面通りに演奏しなさいという教えを忠実に守りすぎて、
一時期、機械のように正確な演奏しか出来なくなる。
もっと自由にやりなさいと言われて、どっちなんだと思う。
結局、ピアノが好きになれずに、音楽学校に行くのをやめる。
もっと自由にやることにする。
その頃、聞く音楽はクラシックから、ジャズ、現代音楽、民族音楽等に広がるが、
中学に入って、周囲の年頃の娘さん達はそんなもの聞いていないのにハタと気づく。
そこで3年ほど、音楽を聴くのをやめてみる。
同時に頑張ってチェッカーズとかを聴いてみようとする。すぐ断念。
高校入って、再び色んな音楽を聴く。何故か古い人達の音楽ばかり聴く。
何故かまずプログレにハマる。King CrimsonとかPink Floydとか。
で、ロックにはハマらずメタルにはハマらず、なんとな~くノイズにハマりかけてから、
何故か突然、ビートルズに、かなりディープにドップリ。
勢いでイギリスに移住してしまいそうなぐらい、マニアックにドップリ。
でも今になっても、イギリスには一度も行けぬまま。
ビートルズに飽きたら、ジャンルに特化した店を色々回り、闇雲なジャケ買いを開始。
洋楽と間違えてP-MODELの古いレコードをジャケ買いして、日本人のバンドを初めて気に入るも、
その時は、もう死んだ人か居ない人だと思う。(知らない人は無視して下さい。)
その流れで見知らぬ同級生に有頂天を薦められて気に入るも、
その時には、もう死んだ人か居ない人だと思う。(芝居の人と同一人物だと思わなかった。)
つまりナゴムギャルにもなり損ね。(←同年代にしか分からない話。)
この頃から、音楽を聴くというよりパフォーマンスを見るような気持ちで、
色んなバンドの出る小さなライブハウスに入り浸ったりする。
前出のバンドもまだ居る事を知るが、確かすぐに活動停止。(だったかな?)
また、もともとクラシック馬鹿だったせいか、
歌詞を歌ったり叫んだりするという事への違和感がどうしても拭えず、
客席で勝手に恥ずかしくなってしまうから、ライブへも行かなくなる。
よく分からない国の、よく分からない人達の、レコードやCDを集め始める。
マイナーな国のマイナーな人達のレコードやCDを好む。
でも名前という名前が覚えられない上に、大抵、その国の文字が読めないから、
どこの誰だか分からないまま聴く。
今やけっこう貴重なものがあるみたいだが、今もやっぱり、よく分からない。
それらとは別格として、Frank Zappaにハマりつつ、
しかし根性なしとしてはドップリハマりきれないまま、
その後、Mr.Bungleにちょっとハマる。
で、上と同時進行で、高校1年から、再びクラシックをやりたくなるが、
結局、音楽の学校ではなく美術の学校に来てしまったため、
仕方なしに、一人、多重録音で遊ぶ。
シンセを買うが元々入っている音が気に入らず、
仕方なしに、一人、音作りで遊ぶ。
曲とも音楽ともつかない、変なものを作って遊ぶ。
短大の頃、自作の映像と合わせたりして遊ぶ。
しかしここでつくづく、自分には音楽のセンスがないなあと思う。
飽きてやめる。
ずっとやらず。
げんこつ団ばっかりやる。
2005年くらいから、便宜上、げんこつで使用する音楽を自分で作れたら便利だと思い、
オープニングやエンディングや幕間に使えるものを、
「それにさえ適していればいい。」というスタンスで作り始める。
でもやっぱりセンスがなくて、挫けそうになる。
でも便宜上続ける。
音楽をちゃんとやろうとすると大変だし、どうせ自分には出来ないから、
「舞台で使用する、その瞬間だけに、適していればいいや。」と更に開き直って、
テキトーなものを作ったりする。(←今、ここ。)
…そんな感じで、今、音響も担当しております。
このように、小さい頃から、色んな事から、途中で転げ落ちてます。
どれもこれもな~んの形になっていない…、どれもこれもなんとな~くハマりきれていない…、
なかなかくだらない遍歴だと思います。
だから、今の音響担当・音楽担当も、どっかでポロッと転げ落ちて止める可能性大。
便宜上必要だからやらねばならぬ事であって、芝居の脚本・演出や映像作成とは全然違う。
いつも音響作業はとても辛い。いつも難関。いつもセンスないな~と思う。
誰かビシッと適したモノを作ってくれないかなあと、いつも逃げ腰。
あ、そうそう。今の音響がテキトーとは言っても、作っている時は、一生懸命です。
どうせ出来ない事をムリクリやっているので、一生懸命やるしかありません。
ただ、一生懸命やっても、なかなか素人に毛が生えない…。
ああ。いつかは生えてくるかな……、毛。
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